[言語コミュニケーション学部]同時通訳を体験

2021年12月14日

 「ビジネス基礎」授業のゲストスピーカーに訴訟通訳者として活躍するセランド修子氏を迎え、グローバルビジネスコースの学生などが同時通訳を体験しました。

 まずは、プロによる同時通訳を視聴しました。数名の学生が、仮想パネルディスカッション「都内マンション開発とホームレス問題」のパネリストに扮し(①東京都総務局人権部の職員、②国連人権理事会の議長、③人権団体(NPO)の代表、④タワーマンションの住人)それぞれのスピーチを遠隔から参加した現役通訳者が日本語→英語、英語→日本語に同時通訳。その他の学生たちは各自のスマートフォンから、最新のクラウド同時通訳システム経由でモニタリングしました。
 同時通訳者のスキルの高さを体感するとともに、イベント?会議がオンライン開催されるようになった昨今の遠隔同時通訳のニーズの高まり、そして遠隔通訳を支える最先端のITシステムについても学びました。

 続いて、同時通訳者のスキルアップトレーニングを体験。テレビニュースの録画を視ながらシャドーイングを行ったり、ノートに数字を1から順に記載したり、「マルチタスク能力」を鍛える訓練を行いました。

 最後に、セランド氏が実際に扱ったSUV車横転訴訟の事例や、ウルトラマンの著作権問題などの話も披露いただきました。受講生の多数が占めるグローバルビジネスコースでは、英語とビジネスの学習に特化したカリキュラムのもとで学んでいます。今回の授業では「同時通訳」という職業にフォーカスし、語学力に加えてさまざまなスキルや専門分野を持つことが必要であることを実感を持って知るとともに、英語力を活かして活躍することを改めて考えるきっかけとなりました。

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